昨年の10月にフランスで公開され、2か月半で300万人を動員するという空前のヒット作映画『Des Hommes et des Dieux』〈邦題『神々と男たち』〉が、東京でも3月上旬から上映されております。
この映画は1996年、イスラーム原理主義勢力と軍・体制との間で激しい衝突が続いていたアルジェリアで起こったティベリン修道院の7人の修道士の誘拐と虐殺という史実をもとに描いた映画です。
娯楽映画というよりも、フランス・アルジェリアの歴史的背景を土台にし、人間の罪や憎しみとは何か、というかなり根源的な問いかけをしている映画です。アルジェリアが抱えているフランス植民地支配の負の遺産と、「最後の審判」やイエス・キリストの十字架の問題を重ね合わせた映画ともいえます。
ぜひ、鑑賞していただきたく思います。順調にいけば、東京の後、全国で上映される予定です。
映画館は「シネスイッチ銀座」です。
http://www.cineswitch.com/movie/now.htm
この映画館での上映は、4月上旬までの予定
3/25(金)までは一日3回。最終回の7:10の回をカットして上映しています。
11:10/1:50/4:30の3回です。
3/26(土)以降の上映に関しては、シネスイッチ銀座ホームページで告知致します。
全国の上映予定をお知らせします。これはあくまでも予定です。