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小堀巌当センター代表とTICAD IVで来日した
アハマド ウーヤヒア大統領特使との懇談

 この5月28日、第4回東京国際アフリカ開発会議(TICAD IV)出席のため来日されたウーヤヒア首相(アルジェリア政府代表)と、横浜会場のインターコンティネンタル・ホテルで半時間近く懇談する機会を得ることができた。元来、この表敬訪問は、ケトランジ大使の仲介によるもので日本・アルジェリアセンターの主要メンバーと御一緒の予定であったが、私が会場に一時間ほど早く到着したため、急遽単独の表敬になった。

 アルジェリアの新聞などで御顔は拝見していたが、表敬の場所の小奇麗なカフェに入ると笑顔の紳士がすくっと立上がり、私たちに手をのべて歓迎の気持を伝えて頂いた。 その方がウーヤヒア首相であった。 着席すると、お互いに旧知の如く日・アのさまざまな話題が飛び出した。首相は初訪日とのことであったが、実によく日本の事情、特に日・ア両国間の交流などについて勉強して居られた。

 独立戦争の頃の日本人の友好的な態度から始まり、石油化学を中心とする各種のプラント工事の成果、更には現在進行中の巨大プロジェクト(アフリカ横断高速道路)についての日本の貢献など、さまざまな事象に話がはずんだ。 又、日本に在勤されたアルジェリアの外交官のこと、特に「アルジェリアのソクラテス」として親しまれているベンハビレス大使の近況など話題はつきなかった。

 私の方からは、まずセンターの活動の状況を説明したあと国連大学について説明した。ブーテフリカ大統領来日時、大学での講演が好評であったこと、その後、さまざまな機会に大統領と出会いがあったこと、更に懸案のアジア・アフリカ大学(仮称)についてのアルジェリア側と国連大学の話合いのことなどを報告し、又、私のフォガラ研究をふくめ同僚の日本のアルジェリア研究者に対するアルジェリア側の配慮に感謝の意を表明した。 海の見えるホテルの一隅での会談はアルジェーのホテルを想起する至福の一時(ひととき)であった。

ウーヤヒア首相と小堀巌当センター代表

 

ウーヤヒア首相と、当センターにご協力いただいている私市先生、粕谷先生、当センター編集代表渡辺真美氏