2月19日、ブーテフリカ大統領は、ロシアを訪れ、プーチン大統領と会談し、両国間のエネルギー協力の強化について議論した。
プーチン大統領は、アルジェリアは世界第4位のガス輸出国であり、ロシアも最大のガス輸出国の一つであると述べ、エネルギー問題について同国と連携するのは重要であると述べた。
イランによって提示され、2007年2月、プーチン大統領により「興味深い」と評価されたガス版OPECについて、ブーテフリカ大統領は、ガス市場の展望に言及しつつ、「ロシアやカタル、アルジェリアなどの国が、ガス市場において重要な役割を果たし、事業をより調整するべきであることは明白である」と述べた。
ガスプロムのコミュニケによれば、19日、ミレル同社長は、テヘランにて、ガスの輸送、処理、マーケティングにおける共同事業に関して検討した。またイタルタス通信によれば、フリステンコ産業エネルギー大臣は、モスクワにてガスプロムとソナトラックがガスの生産と輸送における権益の交換について作業を進めていることを明言した。
<中東調査会かわら版2008年2月22日No.40より引用>