ブーテフリカ大統領が、国民融和のプロセスを完成するためとして進めてきた「平和と国民和解のための憲章」案の是非を問う国民投票が、2005年9月29日、アルジェリア各地で混乱なく、平穏裡に実施された。
ゼルフーニ内務・地方自治体大臣による結果の発表は、以下の通り。
今後は本憲章の具体化に向けて関連法案を作成してゆくことになろうとの大臣談話があった。
投票率:79.76%(国内 82.04%、国外移民 35.91%)
賛成票:97.36%
反対票: 2.64%
過去の投票率は、99年大統領選挙 61%、 02年国民議会選挙 46%、04年大統領選挙58%であったので、今回の79.76%は、近年最高の投票率となり関心の高さを窺わせた。
尚、憲章の内容は、
1)武装解除したり出頭した者や残酷な取締りをした国軍兵士に対する恩赦、
2)虐殺や爆破事件を起こした者に対する恩赦の禁止、
3)紛争中に亡くなった犠牲者の家族への賠償等。
http://www.el-mouradia.dz/francais/Reconciliation/home.htm