政府系エル・ムジャーヒド紙は、3月2日から3日間、フランスの元首として初めてアルジェリアを訪問したシラク大統領を歓迎する記事を連日大々的に掲載した。
41年振りに訪れた旧宗主国の大統領を首都アルジェでは50万人の市民が沿道に出て、熱烈に歓迎。
シラク大統領は3日、アルジェリア国会で演説し、アルジェリア独立戦争で多くの人命が失われた過去を直視し、新しい友好関係を構築しようと呼びかけ、アルジェリア国会議員らから大きな拍手で迎えられた。
ブーテフリカ・アルジェリア大統領とシラク大統領は、2国間関係の拡大を目指す「アルジェ宣言」に調印。新たな協力関係の発展に向けスタートを切った。
シラク大統領には7人の閣僚とエアバス、トタルフィナ・エルフ等仏系企業幹部ら多数が同行し、両国関係強化に向けての意気込みを印象付けた。
シラク大統領はアルジェのあと第2の都市オランを訪問。ここでも市民から大歓迎を受けた。