2002年11月26日付け政府系エル・ムジャーヒド紙は、治安当局の発表として、アルジェリアの治安部隊が国際テロ組織・アルカイダの幹部で、北アフリカ・サハラ地域の指導者エマッド・アブデルワーヒド・アハメド・アルワン(別名:アブウ・モハメド)を、同国東部のマルアン地区(バトナ県)の山中で殺害していたと報じた。
治安当局者によると、エマッド・アルワンは37歳でアフガン帰りのイエメン人。昨年6月、アルカイダからアルジェリアのイスラム過激派組織・GSPC(布教と聖戦のサラフィー集団)に派遣された。
治安部隊が9月12日にマルアンで銃殺した男が、取り調べの結果、最近になってエマッド・アルワンだと判明した。
アルカイダの存在がアルジェリアで認められたのは、今回が初めてである。