ブーテフリカ大統領は12月18日より20日までベルギーを公式訪問した。
訪問は3つの側面(EUとの連合協定、NATOとの協議・ロバートソン事務総長との会談、ベルギーとの二国間関係・ベルギー国王との会談)を持つものであったが、そのうち、EUとの連合協定問題について次の通り。
過去9年にわたってアルジェリアとEU側でハードな交渉が行われてきた連合協定締結問題は最終的に両者間で合意に達し、ブーテフリカ大統領は19日、この協定へのイニシアルを行った。
この協定により2012年を期して両者間に自由貿易地域が設定されることになる。既にテュニジア、モロッコとEU間にも同様の協定が締結されており、今般アルジェリアがこれに加わることになったことにより、EUとマグレブ3国間全体の経済関係に今後大きな影響を持ってくるものである。
なお、EUはアルジェリア貿易の60%を占める最も重要な貿易パートナーである。