小野 照政
彼はアルジェリア人に柔道を教えるためアルジェリア柔道連盟の招聘と契約により2017年4月28日から約1年アルジェ市に滞在し柔道の指導にあたりました。
最初に久保氏に会ったのは日本人の会合の席で、柔道の話はともかくホテル住まいの過酷な生活環境の話でした。
久保氏の柔道にかける熱意は強く、できれば2020年の東京オリンピックにアルジェリアから選手を派遣したいとの意気込みで指導にあたっていました。
しかし派遣前のアルジェリア柔道連盟との派遣契約の内容は不明確であり給与も現地通貨しか支払われず厳しい生活を強いられました。
しかし持ち前の明るい性格から、“柔道を私が教えたことで少しでもアルジェリアの未来につながることを願っておりまたアルジェリア以外でもこのように柔道を広める仕事があるなら進んでやってゆきたい”というのが離任の言葉でした。
久保氏がまたいずれかの国で柔道をとおし若者の育成に尽力されることを期待しています。
写真−1 オランでの集合写真 | 写真−2 男子 ナショナルチーム (左から6人目が久保氏) |