アルジェ南西部1000km、アドラールからさらに南下200km、そこから東に入って２00km、奥深いサハラ砂漠のど真ん中のアイン・ベルベル・オアシスでの調査と記録映画撮影を無事終了した旨、２月15日、アルジェに戻った同教授より、編集部あてに電話連絡があった。
同教授によれば、在京ベン・ジャマアルジェリア大使からの本国ハイレベルに(具体的にはゼルフーニ内務大臣、ラハマニ環境大臣、アッブウ文化大臣等)対する働きかけのお陰で、現地できわめて暖かい歓迎を受け、すべてが順調に運んだ。アルジェリア側の便宜供与やホスピタリティは従来から手厚いものであったが、今回のそれは従来のものをはるかに上回るものであった由。
記録映画（タイトル：アイン・ベルベルの日本人）に関しては、ナディア・シェラビ女史は、近いうちに日本を訪問、同教授の東京での生活や仕事をも取り入れてこれを完成したいとの意向の由である。
同教授及びセンターとしても、この記録映画は両国間文化・学術交流上、画期的と言ってもいいほどの大きな意味があると考えるものであり、これができるだけ早く完成して、東京及びアルジェで早い機会に試写会が行われることを切望する。（編集部）