アマール・ベンジャマ

新駐日アルジェリア大使 （１９５１年１月１日生まれ、１９７５年　国立行政学院卒業（外交科）、　同年　　外務省入省、　在ソ連大使館、在ニューヨーク国連代表部勤務　１９９１年−１９９４年駐エティオピア大使、１９９４年―１９９６年駐英国大使、１９９６年―２０００年１月　外務事務次官）

　駐日大使として３ヶ月少し前に着任しました。私の最も大事な使命は言うまでもなく、アルジェリア・日本両国関係のより一層の緊密化です。両国間には長い友好関係の歴史がありますが、最近はそれがいくらか疎遠になっていました。

　着任以来、日本文化の豊かさ、その多様性を知ることができ、また、日本経済が困難な状況にあるとはいえ、その潜在力の大きさも知ることができました。だからこそ、私は日本―アルジェリア　センターの設立を大いに歓迎します。センターの目的はアルジェリアにおいて日本を、日本においてアルジェリアをよりよく理解させること、両国関係の増進を願う日本人、アルジェリア人の相手国に対する関心をより高めることにあります。センターは特に両国間の文化面、芸術面における交流に力点を置くと承知していますが、経済面での交流が拡大傾向にあるのに引き換え、この面ではほとんど何も達成されていないだけに、これはまことに時宜を得たものです。

　アルジェリアより帰国以来、センターが陽の目を見るよう力を尽くしてきた前アルジェリア駐在渡辺大使と夫人に格別の敬意を表します。