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映画『涙するまで、生きる』一般公開について

 アルベール・カミュの『客』をもとにした映画『Loins des hommes』(邦題:『涙するまで、生きる』)が5月30日から上映されます。主演は、日本ではロード・オブ・ザ・リングで有名なヴィゴ・モーテンセン。ヴェネチア国際映画祭にも出品されました。

 この映画は、1954年、アルジェリア独立戦争が始まった年のアルジェリア西部が舞台となっています。ヴィゴ演じる入植者ダリュは、殺人容疑で捕えられたレダ・カテブ演じるモハメドの護送を頼まれる。その道中で、反乱軍とフランス軍の争いに巻き込まれ、モハメドの命を狙うものたちから襲撃を受ける。その道の果ての二人の選択。

 植民地アルジェリアにおけるフランス人入植者と原住民と呼ばれた人の微妙な立場と心の機微が、よく表されています。アルジェリア戦争開始直後の話ですが、アルジェリア戦争や植民地アルジェリアの時代に生きた植民地の人々の現実と苦しさ、価値観のゆらぎなどを的確に表現している映画といえるのではないでしょうか。全編を通しフランス語とアラビア語で上映されています。

5月30日(土)から、渋谷の「シアター・イメージフォーラム」で上映されます。
この映画館での上映は、6月26日(金)までの予定です。

5/30(土)〜6/5(金)までは一日4回(12:45/14:55/17:05/19:10)。
6/6(土)以降の上映に関しては、シアター・イメージフォーラムのホームページで確認ください。

東京公開後、全国順次公開予定。
各劇場の公開日については、映画公式HPにてご確認ください。
http://www.farfrommen.com/theater.html

FILMS (C)Michael Crotto