2月7日から9日まで目黒区国際交流協会と在日アルジェリア大使館との共催でアルジェリア文化フェスティバルが開催されました。
北アフリカの遠い国、アルジェリアは文化の宝庫でもあります。 文明の最初の軌跡であるタッシリ・ナジェールの岩に刻まれた古代の絵画は、今からおよそ8.000年前のもといわれ、エジプトのピラミッドよりはるか数千年も遡ることができます。
歴史的に隣国との交易・交流が盛んであり、地政学的にも重要な位置によって国が成り立っていき、幅広く、多様な文化が生まれたのです。 アルジェリアには古代遺跡が豊富で、ユネスコが指定した世界遺産も7カ所あります。
アルジェリアと日本の関係は大変よく、経済的な交流も盛んですが、残念なことに、両国間の文化的交流は未開発のままです。 日本の大企業や石油会社はアルジェリアのことをよく知っていますが、国民はあまり知りません。
この空白を埋めるため、在日本アルジェリア大使館は昨年から文化面により重点をおく活動を広げてきましたが、この度、1984年以来、大使館を受け入れてきた目黒区の住民の方々にこのアルジェリア文化の一面をご紹介することにいたしました。
洗練された、色彩豊かなアルジェリアの文化は、アラブ、ベルベル、地中海、そしてアフリカという四つの要素から成り立っています。
大勢の目黒区民がパーシモン・ホールを訪れ、様々なアルジェリアに関する催し物、アルジェリアに在住、在勤した日本の方々が参加するトーク・ショー、ファッションショー、料理のデモンストレーションやコンサートなど、“日の沈む国”マグレブから“日のいずる国”日本への贈り物を楽しんで下さるよう祈っています。
最後にこの場を借りて、このフェスティバルを開催するにあたって多大な御協力をいただいた目黒区国際交流協会とその会員の方々に心から御礼を申し上げます。
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