講座日程 | 毎週木曜日(2005年1月27日〜3月10日) |
開催場所 | 国際交流基金国際会議場(アーク森ビル20階) 地図>> |
受講料 | 全7回(7千円) ※税込。JFサポーターズクラブ会員の方は2割引になります。 |
主催 | 独立行政法人国際交流基金 |
コーディネーター | 宮治美江子 |
講師 | 宮治美江子 東京国際大学大学院社会学研究科教授 |
南里 浩子 中央大学総合政策学部非常勤講師 | |
平井 文子 獨協大学非常勤講師 | |
中山 紀子 中部大学国際関係学部国際文化学科助教授 | |
塩尻 和子 筑波大学大学院人文社会科学研究科助教授 | |
佐藤 真紀 日本国際バランティアセンター イラク事業担当 | |
鷹木 恵子 桜美林大学国際学部教授 |
中東の諸社会において、家族は個人の日常生活の中で基本的な社会集団であり、家族の絆はいまだに強いといえます。中東地域の伝統的な社会構造は、祖先を共通にするいくつかのレベルの分節(部族― 氏族―係族―家族)からなる父系血縁で結ばれた親族および地域集団から形成されていましたが、その中でも特に家族は重要な単位です。イスラームの成立以降はイスラーム法が、人々の家族関係をも規定してきました。
けれども現在中東の諸社会も大きく変化しつつあります。 中東・イスラーム地域というと、一夫多妻や男女の隔離、ヴェールなどから女性の地位の著しく低い地域というイメージがいまだにありますが、実際に暮らしてみると、女性たちはたくましく強いというのが実感です。女性の社会進出も想像以上に進み、社会のさまざまな分野で多くの女性たちが活躍しています。社会で活躍する女性たちはどのように家族生活と職業生活を両立させているのでしょうか。女性の初婚年齢もどんどん上がっています。講師の方々は皆さん都市や農村でのフィールドワークやボランティア活動あるいは研究のためなど、現地に長期間滞在した経験の豊富な方々です。いきいきとした家族の暮らしぶりのお話を通して、等身大の中東の素顔に迫って頂けると思います。ご期待ください。(宮治美江子)
アルジェリアに関する講義としては、「家族生活を通してみる中東」で鷹木恵子先生(桜美林大学国際学部教授)が「アルジェリアの家族 ― 出稼ぎ・テロ被害・失業のなかで」というタイトルで3月10日に講義される予定です。
● 詳細については下記HPまで
http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/
● お問合せ・お申し込み
中東理解講座事務局
(財)国際文化交流推進協会(エース・ジャパン)内
03-5562-0756