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アルジェリア大水害

●被害状況

11月9日より10日にかけてアルジェが集中豪雨に見舞われ、700名を超える犠牲者が出た。特に被害が集中したのはアルジェの下町、人口が密集するバーブルウエッドというカスバの東側に位置する地域であった。

アルジェリアの北部地方全体が山あり、渓谷あり、川ありの峻険な地勢であるが、首都アルジェはこのような地勢を代表するかのごとく、平地の部分は海岸線より数キロだけで、そこを過ぎるとすぐ丘や山が迫り、街全体がそれにへばりつくように作られている。道路は山と山の間の谷間の部分(ワーディ)、あるいは崖ぷちを走り、また、山あいに無数の道が作られている。

バーブルウエッドに通ずる首都高速道路はまさにこの山あいの谷を利用して作られているが、大雨で大規模な山崩れ、崖崩れが起こり、高速道路が川になり、そこに土砂が鉄砲水になって流れ込んだものと推測される。多くのバスやタクシー、乗用車があっという間に巨大な濁流に巻き込まれて流され、犠牲者数を著しく大きくした。

●わが国よりの見舞い

日本政府からの見舞いとして、小泉総理よりブーテフリカ大統領宛に見舞いの電報が打たれた。また、緊急援助として無償緊急資金協力・現金20万ドル、1,000万円〈82,000ドル)相当のテント50張り、毛布6200枚が送られた。

柿澤日本アルジェリア協会会長はベルハーデム外相に見舞いのメッセージを発出、そこに日本アルジェリアセンターも名前を連ねた。
重久経団連アルジェリア委員会委員長はアルジェリア側カウンターパートであるハリール石油鉱物資源大臣(ソナトラック総裁代行)宛にお見舞いのメッセージを送った。 

東京のアルジェリア大使館は、見舞金や見舞い物資の受け入れ窓口になっている。(全世界のアルジェリア大使館に本国より訓令が出され、これら見舞金や物資はパリの同国大使館に送付されて集められ、そこから半月社(赤十字社に代わる組織)がそれをアルジェリアに運搬、配分することになっている)

大使館住所
〒153−0062 東京都目黒区三田3−10−67
tel 03−3711−2661
fax 03−3710−6534
(日本・アルジェリア センター 渡辺)