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名古屋アルジェリア・フェスティバル

第27代名古屋親善大使 
ザヒラ・ラムダニ

親愛なる日本の友へ、
親愛なるアルジェリアの友へ

名古屋市のアルジェリア名誉大使として、難しい、しかし名誉ある職務を引き受け、ここにもう一度書く機会を得たことを大変嬉しく思います。 この1年間名古屋市では私の国アルジェリアについてより明確なイメージを名古屋の人々に知っていただくためのいろいろな催し物が行われました。 このフェスティバルはアルジェリアの文化、経済、社会、政治等各般にわたるテーマでのセミナーや会議という形をとりました。 また、私は企業、学校、慈善団体、病院、幼稚園等においても私の国を紹介する機会を得ました。私の国がより知られることになったこと確かですが、同時に、日本の文化について私自身の認識を深め、あるいは改める機会になったことも確かです。

 このようなアルジェリア年はフェスティバルによって幕を閉じました。このフェスティバルは各層の参加者、招待客により、組織面、来訪者の数を含めあらゆる面で成功であったと評価されています。以前に行われたこの主フェスティバルと比べ、アルジェリアの様様な文化面が――絵画展、世界文化遺跡の写真展示、日常生活についての写真、陶器展示、宝石類、伝統衣装、ワイン、映画、音楽、料理、アルジェリアの歴史と文明についての討論会――紹介されました。

以下、私が行ったアンケート調査に基づき、日本人その他の来訪者の印象、反響を簡単にご披露させていただきます。

多くの来訪者は歴史的、あるいはノスタルジックな理由からこのフェスティバルに引きつけられた。アルジェリアは開発途上国のリーダーであった、民族解放戦争、カスバ伝説(演歌「カスバの女」)等々。

アルジェリアは日本でほとんど知られていないが故に来訪者はアルジェリアについて知りたがっていた。隣国のテュニジアやモロッコはアグレッシブな観光政策を展開しており、彼らはこれらの国については多くのことを知っている。アルジェリアは観光エイジェントにほとんど存在していない。

来訪者はアルジェリアの世界文化遺産に大きな興味を示した。

来訪者は展示され、あるいは提供されたテーマの豊富さに印象づけられた。

フェスティバル中アルジェリアの観光資源が大きく取り上げられただけに観光政策の不足が痛感された。

種々の芸術的、伝統的な品物の展示により来訪者はアルジェリアの文化がアラブ・ムスリム、モーレスク、アフリカ、そして西欧の混交であることを感じ取った。  

最後に、私のイニティアチブが成功したのは多くの方々からの寛大な支援のおかげであり、厚く御礼申し上げます。また、在京アルジェリア大使館、日本外務省、名古屋市役所、日本・アルジェリアの友人達にも厚い感謝の意を表します。 特に、アマル・ベンジャマ大使ご夫妻には名古屋まで来ていただき、フェスティバルのテープ・カットの他、アルジェリアの一般情勢について講演をしていただきました。 また、渡辺伸前駐アルジェリア大使、「日本−アルジェリア・センター」代表も来訪、テープ・カットに参加、アルジェリア勤務を踏まえた話をしていただきました。厚く御礼申し上げます。